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メンディリバル監督「我々の目標は出来るだけ上位に上り詰めること」

SDエイバルの指導者は乾貴士を含む20人をエスパニョール戦に招集

SDエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は17日、明日13時(日本時間21時)にイプルアで行われるエスパニョール戦の前日記者会見で、これからの「シーズン目標」は「出来るだけ上位に上り詰めること」と述べた。

メンディリバル監督は負傷中のMFフラン・リコとFWナノ・メサを除き、前節のオサスナ戦で活躍したMF乾貴士を含むチーム全員となる20人を招集した。

「今になって選手達がリラックスしてしまったりしたら、私はダメな指揮官だ。現代では上位に位置すればするほどクラブの収入が増えるから、中位圏内のチームにとってはそれが第一の目標だ。スポーツ面では8位で終わろうが10位で終わろうが大差ないかもしれないが、クラブの収入は我々にとっても大事である。だから私の使命は今選手達に、この2ヶ月間は戦術面よりかは、最後まで戦い続けねばならないと自覚を持たせることにある」

ロス・アルメーロス率いる指揮官は「一所懸命走り、戦い、ゴールを決めるのに必要な気合」も無ければ結果はついてこないと断言した上で「まぁまぁ良いプレーをしたとしても、本気で立ち向かわなければどんなチームからだってゴールを奪うのは困難だ」と気を引き締めた。

「対戦相手は、上位10チーム争いにおいての直接ライバル。勝点差は1のみだし、存在感を示す必要がある。負けることになったとしても、出し惜しみするのは良くないと思う」

キケ・サンチェス・フローレス監督が率いるチームについては「直線的かつダイレクトで、相手の攻撃に耐えてカウンターから隙を突くプレーを好む」と、長所を挙げた。

「彼等は自陣で必要以上にボールを保持したりするなど、とにかく試合中に油を売ることなどしない。ボールロストがあればすぐにポジショニングを直し、守備に回る。プレスは特別アグレッシブではないが、ターンしてからベストポジションをとる動作は激しい。相手のペナルティエリアに素早く近づき、クロスを上げることが出来さえすれば、我々に勝機はある。守備配置に余裕を与えてしまえば、難易度は上がり、より早く疲れて退屈する挙句、相手に我々より大きい勝機を与えてしまう」

10月22日に行われたリーガ前半のエスパニョール戦では、エイバルは0‐3でハーフタイムを迎えたにも拘らず、最終的には3‐3で終わったが「それは既に過ぎたこと。我々は前半を0‐3で終えることも出来れば、後半で3失点も喫してしまうこともあり得るチームでもあるんだ」と振り返った。

「私はもちろん、ゴールチャンスを作ろうとして果敢に攻めようとするチームが好きだ。あれはいささか不思議な試合だった。以来エスパニョールは向上し始め、結果もついてくるようになった。あれから19試合経ったが、見事にやっていると思う」