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メンディリバル監督「8位がかかっているし、そこから降りたくない」

エイバルの指揮官は「良いスタート」を心掛けることを選手達に求めた

ホセ・ルイス・メンディリバル監督は本日12日、エイバルは14日20時(日本時間15日午前3時)に行われるスポルティング・ヒホン戦で8位の座がかかっていることを強調し、「そこから降りたくない」と意気込んだ。

フラン・リコ、アントニオ・ルナとナノ・メサの負傷に加え、蓄積警告で欠場せざるを得ないアナイツ・アルビージャを除いて、メンディリバル監督は乾貴士選手を含む1軍の選手18名をイプルア球場でのシーズン最後の試合に招集した。

「ホームでは今シーズン最後の試合となるが、相手は1部残留がかかっているチーム。勝利を収められなければ、好調なエスパニョールやアラベスに先を越されて10位で終わる可能性だってある。私の任務は、好調な滑り出しで試合に入る意識を選手達に植え付けることだ」

「以前は8位、10位で終わろうが大して差は無かったが、順位次第でリーガの放映権料金が変わる今は違う。前は第三者へのボーナスが話題になりがちだったが、ピッチに出た以上22人のプレーヤーは試合に勝ちに行くのみ、何が起こるかなんて誰も予想できない」

スポルティングについては「試合中ずっと対戦相手をよく観察するチームと監督だ」と分析したうえで「日曜日も同じ対応をしてくるかは分からない、ここ最近の試合では時には4バック、時には3バック、ツートップやワントップのみでプレーしたりしているからね。我々は我々のことを心配するのみだ。狙いをちゃんと定め、どうやってプレーすべきか分かっているかなど。とにかく試合のスタートが最も大事な所だ、集中を解かずね」と述べた。

スポルティングにとって同試合の重要性について訊かれた際、メンディリバル監督は「今日や明日負けたから降格するわけではない、サッカーではそれまで十分に勝ち点を獲得しておかなかったから降格するんだ。不成績を出し続けた結果、もう自分次第ではない。彼等は1部残留がかかっているが、だからと言ってより良い、もしくはより悪いプレーをすると決まっているわけではない、多くの場合は緊張のあまり思い通りの試合が出来ないからね。私が心配しているのは私のチームだ、今週の練習では好調ではなかったからね。でも実戦では好調な滑り出しを見せて欲しい」と語った。

なお6月30日に切れる契約を延長せず、チームに別れを告げたアドリアン・ゴンサレスに関しては「別れを告げる礼儀は評価に値する。チームのために常に戦ってくれ、2シーズンに渡って人としてもプレーヤーとしても最高だということが良く分かった。我々に大きく貢献し、チームメイトにも慕われていた選手がチームを去る」と、誉め言葉を送った。