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JA

2019年を締めくくる完勝 (3-0)

乾貴士の今季初ゴールなどでグラナダを下した。

SDエイバルは20日、本拠イプルアで今年最後の一戦となるラ・リーガ第18節を迎え、グラナダを相手に終始試合を支配し3-0の完勝を収めた。火曜日のコパ・デル・レイ1回戦から中2日で迎えた試合にメンディリバル監督は乾貴士を先発起用、2トップにはキケとセルジ・エンリクが入った。

立ち上がりから次々と両サイドからクロスを入れてチャンスを作るエイバルは2分、エスカランテのペナルティエリア外からのシュートにゴール前の乾貴士が触れてコースを変えるが、惜しくもゴール右に外れた。

対するグラナダも6分に右サイドから素早いクロスを入れ、ファーサイドでフリーのカルロス・フェルナンデスが合わせるチャンスを迎えたが、ゴール左に外れてエイバルは失点を免れた。

その後もエイバルが主導権を握りペドロ・レオンが直接フリーキックを狙うなどいくつかのチャンスを作ると、21分に遂に均衡を破る。後方からロングボールを右サイドに展開し、エスカランテがクロスを上げた先にセルジ・エンリクがフリーで走り込む。ボレーで合わせたシュートがゴールネットに突き刺さり、背番号9の今季初ゴールでエイバルが先制に成功した。

さらに5分後にも敵陣ゴール前で得たフリーキックのこぼれ球を繋ぎ、エドゥ・エクスポジトのラストパスを受けたキケ・ガルシアが冷静にフィニッシュ。早い時間にリードを広げた。

その後もコーナーキックにボレーシュートで合わせたエスカランテがゴールを脅かすなど、キケ・ガルシアが負傷交代するアクシデントはあったものの勢いに乗るエイバルが相手を圧倒した。

後半に入っても試合を優位に進めるエイバルは高いインテンシティを保ち、徐々にペースを落としながらもグラナダの反撃をうまく抑える。83分のダルウィン・マチスの強烈なシュート、85分のアレックス・マルティネスのフリーキックはそれぞれクロスバーとポストに助けられた。

すると87分、エイバルはキケ・ゴンサレスが前線にボールを運び左サイドの乾貴士へラストパス。ゴールキーパーの動きをよく見た乾は冷静に切り返し、右足で無人のゴールへ力強いシュートを突き刺してダメ押しの3点目を奪った。乾にとっては今年夏のエイバル復帰後初ゴールとなった。

チームはそのまま、コパ・デル・レイも含めると3試合連続の完封を達成。5000人を超えるホームの観衆の前で3-0の勝利を収めた。2019年を最高の形で締めくくったチームは、久々の勝ち点3を手にしてクリスマス休暇を迎えることになった。