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JA

気迫でマラガと1‐1ドロー

キケ・ガルシアの同点弾でリーグ戦折り返し後初の勝ち点

SDエイバルは、走力をみせるマラガに不意を突かれたが、リーガ第20節で勝点1を獲得した。マラガは、SDエイバルに対し普段通りのプレーをさせず、1点リードでハーフタイムを迎えた。しかし、今シーズンのベストマッチには程遠かったものの、気迫の戦いで同点に追いつくことに成功した。試合を振り出しに戻した立役者は、キケ・ガルシアだった。

勝利への意欲を前面に出して戦うマラガは、SDエイバルを苦しめようとピッチに立った。ホセ・ゴンサレス監督率いるマラガは、試合開始早々SDエイバルゴールを脅かし、前半16分に先制ゴールを決める。センターサークル付近でエン・ネシリがボールを奪い、SDエイバルゴールまで一直線。GKディミトロヴィッチとの一対一を制し、グラウンダーのシュートで打ち抜いた。

それまでSDエイバルは、GKロベルトが守るゴールを殆ど脅かすことができなかった。チャンスらしいチャンスは、惜しくも枠外となったキケ・ガルシアのヘディングシュートくらいだった。先制点を奪われた後のSDエイバルは、主導権を握ろうとするも、相手の手強い守備を前に得意のサイド攻撃も出来なかった。前半23分、乾貴士のペナルティアークからの絶妙のシュートが相手GKにジャンピングセーブを強いた。一方、マラガはカウンターからゴールチャンスを伺っていた。

後半、SDエイバルは同点ゴールを狙うも、ビルドアップ時の凡ミスが繰り返された。メンディリバル監督は、攻撃に明確性を与えようとオレジャーナとベベを投入。そしてついに後半29分、ベベの左サイドからのクロスにキケ・ガルシアが合わせ、1‐1とした。

以降、SDエイバルは大きなゴールチャンスを何度も迎え、逆転を狙いマラガゴールに迫り続けた。相手GKロベルトがいなかったとしたらネットを揺らしていたであろう決定機が多々あった。キケ・ガルシアが相手GKとの一対一を2度に渡って迎えたが、決定力に欠き待望の逆転ゴールは生まれなかった。