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JA

バレンシアにスコアレスで価値のある引き分け

敵地メスタージャで貴重な勝点1を積み上げる

SDエイバルはリーガ第35節バレンシア戦、敵地でスコアレスドローに終わった。来季チャンピオンズリーグ(CL)出場を目標としているリーガ暫定4位のチームを相手に、SDエイバルは貴重な勝点1を収めた。守備陣の健闘が際立ったが、待望のゴールを生み出すことは出来なかった。

前半は大きなゴールチャンスが訪れない展開となった。SDエイバルは立ち上がりから敵陣で高い位置からのハイプレスでバレンシアのビルドアップを抑え、GKジョエルが守るゴールに近付けることを許さなかった。しかし、バレンシアはロドリゴがPA内から打ったシュートから先にスコアを動かすかと思われた。終始アクティブな動きを見せた同選手は、相手DFの裏を突きPA侵入に成功するも、シュートは僅かで枠外となった。

SDエイバルは、前半30分から45分にかけて反撃を開始。サイドの遠い位置でのFKで、ペドロ・レオンはGKネトの隙きをつき強烈なシュートを放った。このシュートはネトの完璧なジャンピングセーブによって阻まれ、ネットを揺らすことはできなかった。

後半になると、ホームチームがなかなか入らないゴールを狙い積極的に攻め始めた。SDエイバルはバレンシアの縦に速い攻撃を抑えるため、守備に全力を注がなければならなかった。その時間帯は、11ヶ月ぶりに公式戦で再びスタメン出場を果たしたGKジョエルの存在が際立った。合計で4回の決定機を死守し、無失点試合達成のキーマンとなった。

試合の最終局面を迎えると、よりオープンな展開となりSDエイバルはカウンターからGKネトを脅かすチャンスを幾つか手にした。この試合最大のチャンスを迎えたのは、キケ・ガルシアだった。オレジャナの右からの素晴らしいクロスにヒールで合わせるも、DFモントーヤがクリア。結果、最終的にスコアはそのまま動かず、SDエイバルは難敵の本拠地で貴重な勝ち点1を収めた。