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バルセロナとの今季最終戦は熱戦の末2-2の引き分け

王者を相手に互角以上の戦いを展開し、今季は12位でフィニッシュした。

SDエイバルは19日、2018/19シーズンのラ・リーガ第38節のFCバルセロナ戦を迎えた。既に優勝を決めている王者を相手にどのような戦いを見せるのか、本拠イプルアには注目の今季最終戦を目当てに多くのファンが詰めかけた。

チャンピオンを相手にしてもひるまずに普段通りのアグレッシブなサッカーを見せるエイバルは10分、コーナーキックの流れからジョア・ジョルダンが左足でシュート。これはゴール右に外れた。

そして一進一退の展開が続いた19分、バルセロナからレンタル移籍中のククレジャが均衡を破る。ペナルティエリア左角でボールを受けると、左足を一閃。低い弾道のシュートがゴールネットに突き刺さりエイバルが先制ゴールを挙げた。

しかし王者の意地を見せるバルセロナも31分、ゴール前に抜け出したメッシがドミトロヴィッチとの1対1を制して同点ゴール。メッシはさらにその1分後にもディフェンスラインの裏を取って冷静にシュートを流し込み、あっという間の2ゴールによってエイバルは逆転を許してしまった。

そのままハーフタイムを迎えるかと思われた45分、ロングパスを相手GKシレッセンがヘディングでクリアしようとしたボールを、デ・ブラシスがすかさず右足のボレーで叩く。シレッセンの頭上を越えたボールは見事にゴールネットを揺らし、エイバルが2-2の同点に追いついてハーフタイムを迎えた。

後半に入ってもエイバルの勢いは衰えない。52分には右サイドからのクロスにセルジ・エンリクが飛び込んで合わせたが、シレッセンの好セーブに阻まれ逆転ゴールとはならなかった。

その後も優勢に試合を進めるエイバルはサイド攻撃やセットプレーでバルセロナのゴールに迫るが、逆転ゴールには至らない。相手のパスをカットし最後はゴール前でフリーのククレジャにボールが渡った80分のシーンも、シュートは枠外に外れた。

逆転ゴールこそ奪えなかったものの、歴史上まだ勝利を挙げたことのない強豪を相手に金星に近づく戦いを見せたエイバル。見る者を楽しませる2-2の引き分けは、5シーズン連続で1部残留の目標を達成した1年間を締めくくるに相応しい堂々たるパフォーマンスとなった。

これで2018/19シーズンの最終成績は11勝14分13敗の12位となった。