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JA

終盤に追いつかれ惜しくもドロー

敵地でセビージャを相手に、2点のリードを守り切ることはできなかった。

SDエイバルは11日、ラ・リーガ第23節でセビージャと対戦。敵地ラモン・サンチェス・ピスフアンで初の勝ち点3獲得を目指した。

試合立ち上がりは、SDエイバルが前線からの連動したプレッシングで主導権を握る。

最初のチャンスはSDエイバルに訪れる。8分、ジョルダンのサイドチェンジから右サイドのオレジャーナがペナルティエリア内へ侵入。マイナスのクロスにディオプがダイレクトでシュートを放つ。しかし、ボールは惜しくも枠を捉えられなかった。

SDエイバルがボールを保持。相手をいなしながらパスを回す展開が続く。すると、22分にスコアが動く。ククレジャからのパスを受けたオレジャーナが相手に囲まれながらも強引に突破。DFに身体を寄せられながらも、冷静にシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。SDエイバルが先制に成功する。

先制に成功したSDエイバルだが、徐々に守勢を強いられる。30分にはエスクデロ、31分にはベン・イェデルが立て続けに決定的なシュートを放ち、SDエイバルのゴールを脅かした。前半終了間際にも、セビージャに連続攻撃を仕掛けられた。

しかし、SDエイバルは集中力を切らさず、確実にクロスを跳ね返しゴールを許さない。このまま前半は1-0で終了。オレジャーナのゴールで1点リードしてハーフタイムを迎えた。

後半に入っても、セビージャに主導権を握られる。55分、サラビアからベン・イェデルへとパスが渡り、最後はアンドレ・シウバにシュートを放たれる。しかし、これはリエスゴが正面でキャッチ。

劣勢に立っていたSDエイバルだが、63分に数少ないチャンスを活かす。左からのコーナーキックを獲得するとキッカーはジョルダン。ファーサイドに蹴ったボールにアルビージャが折り返し、最後はシャルレスがヘディングシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、SDエイバルがリードを2点に広げた。

2点差となった試合はこう着状態に陥る。SDエイバルは前線からの守備を怠らずコンパクトな陣形でセビージャの攻撃を跳ね返し続けた。

84分に再び試合が大きく動く。セビージャのバネガが2枚目のイエローカードを受けて退場。セビージャは残り約10分間を10名で戦うこととなった。

数的優位となったSDエイバルは85分にチャンスを迎える。エスカランテのスルーパスからキケ・ガルシアが最終ラインの裏へと抜け出してシュート。ゴールネットを揺らしたが、直前の抜け出しでオフサイドの判定。ゴールは認められなかった。

すると、直後にSDエイバルは一瞬の隙を突かれる。88分、ベン・イェデルがパス交換で中央突破。そのままシュートまで持ち込まれゴール。1点差に迫られる。

このままリードを保ちたいSDエイバルだが後半アディショナルタイムは6分。セビージャの攻撃に耐えきれない。プロメスの左サイドからのクロスにサラビアが足先で合わせて失点。同点に追いつかれた。

試合は2-2で終了。2点をリードしながらも、10人になったセビージャの攻撃を耐えきれず同点で試合を終えた。今季のリーグ戦成績は7勝9分7敗となった。