Skip to main content
JA

信念は山をも動かす

効率的で相手にチャンスを与えないエイバル、敵地マラガで勝点3奪取

エイバルは、アウェイの地でマラガにほとんどチャンスを与えず勝利を収めた。新シーズンのラ・リーガにおいて幸先の良いスタートを切った。

元マラガFWチャルレスのゴールにより、ラ・ロサレーダで手にした0-1の勝利。この勝利は今季のシーズンスタートにおいて、メンディリバル監督が率いるチームの揺るがないプレースタイルに大きな自信を与えることになった。

まずは試合開始わずか3分、エイバルは早速マラガゴールを脅かす。スローインを受けたキケ・ガルシアが上げたクロスがやや高くなり、チャルレスは手を伸ばすしかなくゴール。当然、ノーゴールとなり、イエローカードを受ける。

以降もブラジル人FWのチャルレスは、活発な動きを見せ続け、何度もゴールチャンスをむかえた。そのゴールチャンスは、果敢にクロスを左サイドから上げた乾貴士選手のプレーから生まれていた。

マラガが前半で手にしたチャンスは、わずかに枠を超えたフアンピの強引なシュートのみに終わった。

後半、エイバルは明確にゲームを支配する。果敢なボール奪取、効率の良いプレスと守備で、ゲーム構築に苦戦していたマラガに対し主導権を握った。

57分、コテの左からのクロスにチャルレスがヘッドで合わせる。相手DFディエゴ・ゴンサレスに僅かにあたったボールが、ゴールネットを揺らし先制。ゴールを決めたチャルレスは、古巣サポーターに敬意を示し、派手に喜びは表現しなかった。

エイバルはその後、試合を決定付けることもできたが、60分にコテが放ったミドルシュートは、わずかに枠外。68分、ペーニャとアレホが正確なコンビプレーを披露するも、ゴールには結びつかず。そして77分、乾選手は相手GKロベルトと1対1のチャンスを迎えたが、シュートに勢いがなくセービングされる。

マラガはジョニーの投入で、より深みを持った攻撃を仕掛け、ゲームを支配し始めたが、エイバルは完璧な守備で隙を与えなかった。

元エイバルFWボルハ・バストンの2度のシュートがあったが、GKマルコ・ディミトロヴィッチがしっかり阻止。その後、大きな動きもなくエイバルが申し分ない勝利を収めた。さらにこの試合で6選手(ディミトロヴィッチ、オリヴェイラ、アレホ、チャルレス、コテ、ジョルダン)がエイバルデビューを飾った。ディミトロヴィッチ、オリヴェイラ、アレホの3選手に至っては、ラ・リーガでの輝かしいデビュー戦となった。