後半に追いつきバレンシアと引き分け

SDエイバルは16日、ホームでバレンシアとのラ・リーガ第16節を迎えた。

試合開始からSDエイバルが両サイドを幅広く使ってボールを保持。パパクリ・ディオプとジョアン・ジョルダンがセカンドボールを回収し、連続攻撃を仕掛ける。最初のチャンスは9分、SDエイバルに訪れた。右サイド深くに侵入したシャルレスが角度のない位置から強引にシュート。鋭い弾道でゴールを脅かしたが、相手GKに防がれてしまう。

一方、バレンシアはカウンターからチャンスを狙う。20分、右サイドからのクロスにロドリゴがボレーシュート。枠を捉えるも、アシエル・リエスゴが見事なセーブで枠外へ弾き返す。25分にも、左サイドをロドリゴがドリブル突破して、サンティ・ミナへスルーパス。GKとの1対1を迎える。しかし、再びリエスゴが好セーブでゴールを許さない。 

ピンチを凌いだSDエイバルだが、28分に隙を突かれた。ダニエル・ヴァスに最終ラインとGKの間へ絶妙なクロスを入れられる。これをファーサイドで待っていたロドリゴに押し込まれ、ゴールネットを揺らされた。バレンシアが先制に成功した。

反撃したいSDエイバルは、ボールを支配しながらもなかなか決定的なシュート場面を作れず。このまま0-1とビハインドでハーフタイムを迎えた。

後半に入るとSDエイバルが攻勢を強める。56分、右サイドからルベン・ペーニャがクロスを上げるも、ペナルティエリア内で相手選手の手に当たり相手GKのもとへ。主審は一度プレーを流したものの、VAR判定を採用して判定を覆し、SDエイバルにPKが与えられた。これをシャルレスが落ち着いて決めて、SDエイバルが1-1の同点に追いついた。

同点に追いついたSDエイバルだが58分にピンチを迎える。左サイドからのクロスにチェリシェフがフリーで強烈なボレーシュートを放った。しかし、これをルベン・ペーニャが身を挺してブロック。勝ち越し点を許さない。

SDエイバルは78分、ファビアン・オレジャーナの果敢な仕掛けでペナルティエリア中央手前でフリーキックを獲得。ホセ・アンヘルが絶妙なタッチで直接ゴールを狙ったが、惜しくもゴールの右枠に弾かれた。

同点となってからは、両チーム譲らずこう着状態が続いて1-1のまま試合終了。公式戦3試合ぶりの勝利とはならず。今季リーグ通算成績は5勝5分6敗となった。