Skip to main content
JA

壮絶な点の取り合いは4-4で決着

試合終了間際に同点ゴールを奪われ、痛恨のドローとなった。

SDエイバルは9日、ラ・リーガ第15節を迎えた。前節はアウェイでラージョ・バジェカーノに0-1で惜敗。今節はホームでレバンテと対戦した。

試合開始からSDエイバルは積極的にクロスを上げてチャンスを創る。スコアが動いたのは前半8分。ホセ・アンヘルの左サイドからのクロスにシャルレスがニアでそらし、最後はセルジ・エンリクが頭で合わせてゴールネットを揺らした。エイバルが幸先よく先制に成功した。

しかし、先制からわずか1分後、前半9分に一瞬の隙を突かれる。中盤のこぼれ球を拾ったエニス・バルディが、最終ラインの裏へ走り込んだホセ・ルイス・モラーレスへスルーパス。モラーレスはワンタッチでGKを交わして、ゴールへ流し込んだ。レバンテが同点に追いつく。

同点に追いつかれたSDエイバルは、ボールを支配しながらレバンテを自陣に押し込む。しかし、左サイドからの積極的なクロスでチャンスを演出するも、なかなかゴールを奪えない。

すると前半25分、レバンテは高く設定されたSDエイバルの最終ラインの裏をロングボールで狙う。右サイドから最終ラインとゴールキーパーの間にあげられたアーリークロスに反応したのはロベルト・スアレズ。足を目一杯伸ばしてボールに触れ、ゴールネットを揺らした。

逆転を許したSDエイバルは、ボールを支配して攻撃を続けるも得点には至らない。1-2でリードを許したままハーフタイムを迎えた。

後半開始からSDエイバルは怒涛の攻撃を続ける。右サイドのファビアン・オレジャーナを中心にシャルレスが絡んでクロス。立て続けにシュートを狙うもゴールには至らない。

後半57分、ようやくSDエイバルが均衡を破る。右サイドのルベン・ペーニャのクロスからゴンサロ・エスカランテがペナルティエリア内へ飛び込んでヘディングシュート。これがゴールネットを揺らして2-2の同点に追いついた。

勢いに乗るSDエイバルは後半60分、ペナルティエリア内の混戦からシャルレスが倒されてペナルティキックを獲得。これを自ら決めて、3-2の逆転に成功した。

さらにSDエイバルは攻勢を強める。後半65分、セルジ・エンリクがクロスに反応し、体勢を崩しながらシュート、一度はゴールキーパーに防がれるものの、こぼれ球をシャルレスが押し込み追加点に成功した。

4-2と2点のリードを得たSDエイバルはボールを支配しながら、ゲームを進める。

このまま試合を終わらせたいSDエイバルだが、後半75分に再び試合が動く。トノのミドルシュートがパブロ・オリベイラに当たってコースが変化。ボールは無情にもゴールに吸い込まれた。4-3と1点差に迫られる。

試合終了間際の後半90分、SDエイバルは自陣左サイドでファウルを犯し、フリーキックを与えてしまう。レバンテのキッカーはルベン・ロチーナ。ロチーナが蹴ったボールは、勢いよくファーサイドへ飛び込んだボルハ・マジョラルのもとへ。これを右足で合わせてレバンテが同点に追いついた。

このまま試合は終了。SDエイバルは一時逆転に成功し、リードを2点に広げながらも、試合終了間際の失点で4-4の引き分けに終わった。今季リーグ通算成績は5勝3分7敗となった。